第345章 これからは、もう君から離れない

「はっきり言ってよ。彼、いつ交通事故に遭ったの?」

浜野南は彼らを睨みつけ、低い声で問い詰めた。まるで自分以外の全員が知っていて、自分だけが蚊帳の外に置かれていたかのように。

「五年前、お姉ちゃんと谷本賢太が海外に行こうとした日。お姉ちゃんが相沢弁護士の電話を切った直後に、彼は事故に遭ったの。すごくひどい事故で、病院で一年以上も植物状態だったんだよ……」

浜野茜は今になってようやく、その事実を姉に打ち明けた。

お姉ちゃんが帰国してからずいぶん経つし、てっきりもう知っているものだとばかり思っていた。どうして今まで誰もこの話題を出さなかったのだろうか。

カチャッ……。

浜野南の手から...

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