第352章 あなたに付き纏うなら、去勢してやる

浜野南はもう一度咳払いをして、本来の自分の声に戻して言った。

「おばさん、あたしです、浜野南……」

「あなたが浜野南? 一体誰にメイクしてもらったの、私ったら全然気づかなかったわ」

相沢愛美は驚いたように二人を見つめた。

「茜のメイクチームです。彼ら、すごくプロなんですよ」と、浜野南は笑った。

「どうりでね。二人とも堂々とドレスを着てくればいいものを、わざわざこんな変装しなくても」

「相沢のお爺様はあたしたちが来るのを快く思わないでしょうから。面倒なことにならないよう、目立たないようにしたんです」と浜野南は言った。

「そうね。今日は少しバタバタしているから、また時間を見つけて、...

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