第361章 パパとママがやっと来た!

老人は彼女が差し出した写真に目を落とした。つい先ほど走り去っていった子供たちではないか。老人は改めて浜野南と相沢直希の身なり、そして背後に停まる威圧感のある高級車を値踏みするように眺めると、そっけなく口を開いた。

「見たことあるぞ」

「どこで!?このビルの中?」浜野南は身を乗り出して問い詰めた。大勢に尋ね回って、ようやく手がかりを掴んだのだ。

老人は、しわだらけの手をぬっと差し出した——

相沢直希はその意味を即座に察し、躊躇なく財布を取り出すと、中に入っていた数万円ほどの現金をすべて老人の手に握らせた。

「たったこれっぽっちか?子供三人の情報だぞ」老人は札束を鼻で笑うように一瞥した...

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