第362章 黒幕が誰か分かった

「女、女だった……」男は片手で口を押さえながら泣きじゃくった。歯が折れているせいで、ろくに呂律も回っていない

「名前は?」浜野南が尋ねた

「相沢とか言ってたな……変わった名前だったが……覚えてねぇ」男は彼らをちらりと見て、正直に答えた

相沢?祖母か?相沢直希の顔色が途端に沈み込んだ

「相沢って人に心当たりある?」浜野南は祖母の本名を知らず、ずっと『おばあさん』としか呼んでいなかった

「ああ……」男が相沢家の祖母だと言いかけたその時、道端に数台のパトカーと三台の黒塗りの高級車が急停車した。誰もが車から降り、こちらへ向かってくる

相沢徹也は浜野南まで来ているのを見て、意味ありげな視線...

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