第365章 彼との交際宣言2

相沢颯馬は彼女のほうへ顔を向け、問いかけた。

「……あいつ、自分からってことか?」

「当然でしょ。あたしが無理やりなんてできるわけないじゃん。向こうも何も言わずに了承したし」

思わず、ふっと笑いが漏れる。

午前中はあれだけ突き放しておいて、今さら恋愛の“発覚”に協力する? 彼女が何を考えているのか、颯馬には読めなかった。

「やっぱ別の女で公式発表しろ。もう浜野茜は使わない」

低く言い放つ颯馬に、美波姉は額を押さえてため息をついた。

「なんでまた変えるのよ?」

「関わりたくない。池田春香にしろ。今、うちと同じ制作チームの脇役だ。ファンもメディアも信じる」

「無理。顔の輪郭も体...

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