第391章 なぜクズ男のためにキャリアに影響させる必要があるのか?

「おえっ……」

突然、理由のない吐き気がこみ上げた。彼女は片手で口を押さえ、水差しを置くや否や足早にトイレへ駆け込み、便器に身を乗り出して嘔吐し始めた。

「おえっ……おえぇ……」

トイレの嫌な臭いのせいか、それとも古びて薄汚れた空間のせいか、吐き気と不快感がさらに増していく。

胃の中は空っぽで、吐き出すのは水分ばかり。何も出るものがないのに胃が痙攣するのは、異常なほど苦しかった。

(どうしてこんなにひどく吐くの……?)

この嘔吐の光景、以前姉ちゃんにも見たことがある。あの時、姉ちゃんは妊娠していた……まさか、あたしも……。

吐き続けながらも、その考えに彼女は激しく動揺した。

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