第392章 信頼できる医者を探す必要がある

助手が頷いてみせると、浜野茜は掴んでいた手を離した。彼女は古びた病院の薄暗い廊下をぐるりと見渡す。ツンと鼻を突く消毒液の匂いが充満しており、ここにいるだけで胃の中がひっくり返りそうだった……

「もういいわ、ここを出ましょう。後で薬局に行って買ってきて」

「茜姉さん、本当に妊娠してるんですか?」

彼女は声を潜めて尋ねた。

「してても、してなくても、このことは絶対に他言無用よ。口をしっかり閉じておくこと、わかったわね?」

浜野茜は鋭い視線で助手を射抜いた。

「はい、わかりました」

美月はこくりと頷いた。茜姉さんはずっと相沢さんと曖昧な関係を続けている。お腹の子は彼の子なのだろうか?...

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