第412章 この仇は必ず彼女のために討つ!

「うん……吉井和彦には、あたしたちがここにいるって言わないで」

杉原美奈はいま、吉井和彦に会いたくないはずだ。――でも、消された監視映像を復元してくれる人間なんて、いったい誰に頼めばいい?

あいつを、早く突き止めなきゃ。逃げられたら終わりだ。

「リンリン——」

突然、スマホが鳴った。画面を確認して通話に出る。

「もしもし……なに?」

「お前、マンションに戻ったんじゃなかったのか? どこ行った」

ついさっき帰宅した相沢直希が、部屋をひと通り見回しても浜野南の姿がなく、不機嫌そうに言った。

南が答えるより先に、横から南が口を開く。

「杉原美奈が具合悪いの。あたし、ちょっと付き添...

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