第420章 悪女め、先に売ってやるからな!

 二人は顔を見合わせ、目を丸くする。

「俺らをからかってんのか? お前、あいつらの実の子でもねぇだろ。赤の他人がなんで1000万も出してお前を買うんだよ」

「だってさぁ、あたしこんなに可愛くて、頭もよくて、愛嬌もあるじゃん? 1000万の価値くらい余裕でしょ。もっと欲しいなら、あたしをパパとママに売ればいいよ。あの人たち、もっと金持ちだし~」

 咲菜はベッドの上であぐらをかいたまま、けろりと言った。

「バカにすんな。親に売ったら通報されて終わりだろ。知らねぇ金持ちに流すほうがリスクがねぇんだよ」

 男は得意げに鼻で笑う。

「はいはい、知らない金持ちでもいいよ」

 咲菜は両腕を胸...

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