第428章 美色に惑わされ、彼らのことを忘れたのか?

殴られたうえに、あそこまで侮辱されて――全部、浜野南のせいだ!!

浜野忠は、今すぐにでもあいつと父娘の縁を切りたかった。

だが、いま縁を切ったところで、相沢家の連中の報復は自分にもグループにも及ぶだろう。

「ガチャ……」

男子トイレの扉が突然押し開けられ、用を足しに来た男が中で殴打が行われているのを見るなり、青ざめてすぐに扉を閉めた。面倒ごとには関わりたくない、という顔だ。

そもそもトイレの個室には男が二人、しゃがみ込んだまま息をひそめている。止めに出るどころか、外へ出る勇気すらない。

――こりゃ、とんでもないネタだな。

名の知れた浜野弁護士が相沢直希にまとわりついた挙げ句、あ...

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