第440章 ついに谷本賢太の弱みを握った

相沢直希のオフィス。

仕事を一区切りさせた彼は、監視カメラのアプリを起動した。画面には、デスクの向こう側に座る谷本賢太が、助手と訴訟について話し合っている姿が鮮明に映し出されていた。

昨日も今日も、特に変わった様子はない。奴の車の下にはGPS発信機を仕掛けてあるが、この二日間、怪しい場所へ足を運んだ形跡もなかった。

そう簡単に尻尾を出すはずもないか。

コンコン――。

唐突に、オフィスのドアをノックする音が響いた。

「入れ」

彼は短く応じた。

ドアが開き、社員かと思いきや、入ってきたのは太田理玖だった。彼はデスクの前に進み出ると、早速報告を始めた。

「相沢さん、ホワイトホース...

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