第12章

その言葉が出た瞬間、リビングは水を打ったように静まり返った。

周防久林と宮瀬秋奈の顔から笑みが消え、周防奏夢を見る目つきも変わった。

「いい加減にしなさい!」周防久林が真っ先に顔を曇らせ、かつてないほど厳しい口調で言った。「奏夢、お前は今年でいくつだ? どうしてそんなに聞き分けがないんだ」

周防奏夢はその突然の叱責に目を赤くし、すべての悔しさと不満がこの瞬間に爆発した。「どうしてあの子は戻ってきたばかりで会社をもらえて、私はダメなの? お父さん、私だってお父さんの会社で一年近くインターンをしてきたのに、何も分からない野良……」

彼女はハッと我に返り、『野良娘』という言葉を飲み込んだ。...

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