第120章

立花弘の顔色が完全にどす黒く沈んだ。

これは明らかな挑発だ。

だが守屋星斗は、その人を殺しそうな形相に気づかないふりをして、馴れ馴れしく仲間の肩を抱き寄せながら、大手を振って立花弘の前に歩み出た。その顔にはひどく目障りな笑みが張り付いている。

「立花殿、見てやってくださいよ。昔から一緒に育ってきた貧乏なダチどもでしてね、世間様なんてろくに知らねぇんですわ」彼は振り返り、VIPルームの豪奢な内装を物珍しそうに眺めている男たちを指差した。その口調には白々しいへりくだりが満ちている。「今日はあなたのおかげで、こいつらもいい目の保養になります。ご安心を、俺たちも礼儀はわきまえてます。絶対に迷惑...

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