第127章

厨房から顔を覗かせた宮瀬秋奈も、慈愛に満ちた笑みを浮かべていた。

「おかえりなさい。さあ、座って。奏夢があなたのためにわざわざ夜食を作って、待っていたのよ」

南が視線を向けると、ダイニングテーブルには手の込んだ料理が所狭しと並べられていた。そのほとんどが彼女の好物ばかりだ。

落ち着いた色合いのルームウェアに身を包んだ周防奏夢が、ちょうど最後のスープを厨房から運び出してきたところだった。南の姿を認めるや否や、その顔に淑やかで上品な笑みを咲かせる。

「お姉ちゃん、おかえりなさい。一日仕事で疲れてお腹も空いたでしょう。お姉ちゃんの好きなものをいくつか作ったから、早く食べてみて」

その甲斐...

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