第144章

南の手は淀みなく走り、大型スクリーンには彼女のタブレットがリアルタイムで投影されていた。

ほんの数分。真っ白だったキャンバスに、息を呑むほど「芯」のあるジュエリーの輪郭が立ち上がる。

修正の痕跡は一切ない。一本一本の線は精密に計算されたかのように正確で、それでいて、ただの正しさでは終わらない――圧倒的な芸術の張りが宿っていた。

客席は、いったん凍りついた。

次の瞬間、抑え切れないどよめきが爆発する。

「やば……この入り、この骨格……真彩の「あの手」だ!」

「信じられない……世界中で神話扱いの真彩が、こんな若い子だったなんて!」

「才能が、桁違い……!」

さっきまで南の正体を疑...

ログインして続きを読む