第147章

彼女は横に控えていた弁護士チームへ視線をやり、淡々と言い放った。

「新谷杏那は私の複数の意匠権を侵害しています。それに今回のコンテストでは、事実無根の流言で私の名誉まで傷つけた。内容証明と警告書は明朝、新谷家へ送付します。……法廷でお会いしましょう」

その一言が、新谷杏那の最後の息の根を断った。

警備員が数人、前へ出る。容赦なく彼女の腕を左右から掴み、そのままステージから引きずり下ろした。

新谷杏那は抵抗する力すら残っておらず、泥の塊みたいに投げ出され、客席の下へ転がった。

会場の下では、新谷邦彦と鈴木玉奈が状況の悪さを察し、娘のことなど構っていられないとばかりに顔を伏せた。

背...

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