第181章

どこから湧いたんだ、この狂ったジジイ。落ちぶれたみたいな格好で、よくもまあ周防家の当主を名乗ってここへ乗り込めるもんだ。

「お客様、こちらでの迷惑行為はおやめください」受付嬢の表情がすっと冷える。「これ以上大声を出されるようでしたら、警備をお呼びします」

「呼べるもんなら呼んでみろ!」新谷邦彦は血相を変えた。

焦りと不甘が頭を真っ白にし、彼は受付カウンターを回り込むと、切羽詰まった勢いのまま受付嬢の腕を乱暴につかみ、力ずくで中へ突っ込もうとした。

「どけ! 上に行って、あいつに会うんだ!」

「きゃっ! な、何するんですか! 離してください!」受付嬢は青ざめ、必死にもがく。

こいつ...

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