第41章

ギフトボックスを手に階段の踊り場まで来ると、向こうから部屋を出てきた周防奏夢と鉢合わせた。

周防奏夢の視線は彼女の持つギフトボックスをぐるりと一周し、すぐさまあのいつもの天真爛漫な笑みを浮かべ、親しげにすり寄ってきた。「お姉ちゃん、またお出かけ? 古川さんとのデート? 進展が早くて、本当に羨ましいわ」

南は彼女の稚拙な探りを入れる言葉に応じる気にもなれず、まっすぐ前を向いたまま彼女の横を通り過ぎた。視線の端にすら入れず、まるでただの邪魔な空気の塊であるかのように。

これほどまでに徹底的に無視され、周防奏夢の顔の笑顔は瞬時に凍りつき、体側に垂らした指がぎゅっと握り込まれ、眼底に怨毒の色が...

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