第65章

飴と鞭を使い分けたその言葉は、確かな重みを持って響き渡った。

会議室は一瞬の静寂に包まれた。だが次の瞬間、誰からともなく始まった拍手が、やがて雷鳴のような大喝采へと変わっていく。

再び希望の光を宿した社員たちの瞳を見つめながら、南は確信した。この瞬間から、死に絶えようとしていたこの会社は真の新生を迎えたのだと。

そして彼女こそが、この場所の唯一の絶対者である。

拍手が鳴り止んだ後、南は自分のオフィスに戻り、静かにドアを閉めた。

柔らかいレザーのオフィスチェアに深く身を沈め、ようやく微かな疲労感を覚える。

容赦のない粛清は、思いのほか精神をすり減らしていた。しばらく目を閉じて息を整...

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