第76章

食堂の騒動は、警察が騒ぎを起こした者たちを連行したことで、ようやく決着がついた。

南は、興奮や感動を浮かべた一人一人の顔を見渡した。割れんばかりの拍手が次第に鳴りやむのを待ってから、再び透き通るような声で口を開く。

「食堂の厨房は改善のため一時的に閉鎖します。ここ数日の昼食は、会社から五つ星ホテルの栄養満点のお弁当を支給します。それから」

彼女は太田瀬里奈に目配せし、紙とペンを持ってこさせた。

「今日から、食堂の入り口に匿名の意見箱を設置します。食堂に対する意見や要望、あるいは会社の経営や管理に対する考えなど、何でも書いて投函してください。私がすべて直接目を通します」

この施策は、...

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