第19章 植物人の夫とセックス

林田浅子は車に押し込まれ、自分の身体が徐々に制御を失っていくのを感じていた。藤原知也の表情は、今やますます卑劣に見えた。

「藤原知也、あなたは卑怯よ。まさか私に薬を飲ませるなんて」林田浅子は力なく、残された僅かな意識で自分を失わないように必死だった。

藤原知也は慌てる様子もなく、ゆっくりとタバコに火をつけ、一服吸うと、その煙を林田浅子の顔に向かって吐き出した。彼女は煙にむせて咳き込んだ。

「林田浅子よ、林田浅子。そんなに賢いのに、男の酒を飲んではいけないということを知らないのか」

林田浅子は自分を抱きしめ、この不埒な男を怒りの眼差しで見つめた。「もし私に手を出したら、藤原裕也があなた...

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