第122章 一か八か

熟考の末、藤原南は一か八かの大勝負に出る決意を固めた。藤原グループ単独で全ての重圧を背負い込むという道である。もしこの賭けに勝てば、得られる莫大な見返りもまたグループで独占できる。それは彼にとってあまりに明白だった。リスクとチャンスが隣り合わせの狂気の沙汰——だが、彼に他の選択肢は残されていなかった。

かくして藤原南が足を踏み入れたのは、海市で現在最大規模を誇る地下のヤミ金センターだった。

トラはハワイアンテイストの豹柄半袖シャツを羽織っており、その毒々しいまでの鮮やかな模様が彼の奔放な性格を剥き出しにしているかのようだった。下には同系色のビーチパンツを合わせ、動くたびにゆったりとした裾...

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