第124章 ナイトクラブ

水原寧々の言葉に、丸はこくりと頷いた。まだ少し心配ではあるものの、お母さんの言うことなら信じられる。丸は立ち上がり、テーブルの上に置かれた一通の白い招待状を指差した。

「それなら、大お爺ちゃんがセッティングしたお見合いを断る口実、いくつか考えておかないとね」

視線を落とした水原寧々は、そこに七、八通もの招待状が積まれているのを見てぎょっとした。

「これ、全部大お爺ちゃんが?」

驚きのあまり、思わず聞き返す。

丸はあっさりと頷いた。

「そうだよ。林田家の財産を狙ってる奴は多すぎる。大お爺ちゃんはもう歳だし、僕はまだ子供。ママは女の人一人だから、心配で旦那さんを見つけてあげたいんだっ...

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