第60章

巨人族?石像と同じくらい大きな?

あの石像はおよそ二メートルの高さがあったかな。巨人族と結びつけて考えるなら、そういう可能性もゼロではないか。

ただ今の重点は石像ではなく、別の島のことだ。

時刻も遅くなってきたし、これ以上先に進むつもりもない。それに目の前の沼地問題もまだ完全に解決していないし、沼をそのまま渡るなんて無理な話だ。他の四人の命を賭けるわけにもいかない。

だから私は提案した「今回は...いったん諦めよう。一度戻って今ある情報を整理して、十日後にまた来ることにしよう。その間に、族長にはこの沼地に道を作ってもらいたい。そうしないと、私たちが渡るとしても、あなたたちを連れていけ...

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