第10章 囲われた?

神野若帆は、祖母が自分の味方だと分かると、こくりと頷いた。

「だよね。パパ、いったい何考えてんの? ほんっと腹立つ」

「帰ってきたら、私が聞いてやるさ」

神野の祖母はぷりぷりしながら言った。可愛い孫娘に、これ以上つらい思いはさせられない。

若帆は声を潜め、秘密話みたいに言う。

「ねえおばあちゃん、知ってる? さっき若芽が、すっごい高級車に迎えに来られてたんだよ」

「若帆、それ……若芽姉さんのお友達かもしれないよ」

神野若奈が、いかにも『ちょうどいいタイミング』で口を挟む。

「友達? あんな田舎者に?」若帆は鼻で笑った。

「おばあちゃん、聞いたことあるでしょ。見栄っ張りの女の...

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