第144章 神野若帆のスマッシュを受け止める

神野若芽は、砂浜の縁に転がる白い肌の塊を眺めて、目がちかちかした。

大きく肌をさらすのが苦手だ。とくにへそや胸元みたいな場所を他人に見られるのは、落ち着かないし、どこか羞恥がまとわりつく。

それに紫外線が強い。日光浴が体にいいと言われても、布一枚の守りもなく肌をむき出しにしていれば、長くはもたない。すぐ焼けるし、肌を痛める。

泳ぎ用の水着は着ている。けれど、その上から真っ白な薄手のシャツを羽織り、ボタンは襟元のいちばん上まできっちり留めていた。

海藻みたいに長い髪をさらりと下ろし、どこか気だるげに体を預ける。口には、もう終わりかけのアイスをくわえたまま。

淡いピンクの唇の端に、白い...

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