第154章 神野若芽のパソコンのパスワード

神野若芽は、帰ってくるたびに部屋へ籠もって出てこない。スマホをいじっているか、ネットをしているか――だったら、普段使っているパソコンの閲覧履歴を見れば、何か分かるかもしれない。

松本萬里は電源ボタンを押し、パソコンを立ち上げた。

ログインにはパスワードが必要だった。

松本萬里は神野若芽の誕生日を入力する。――パスワードが違います。

「若芽のマイナンバーとか?」松本萬里が当てずっぽうに言う。

「あり得るね」

松本萬里は神野若芽のマイナンバーを打ち込んだ。だが、やはり弾かれる。

「ママ、もう一回考えてみよう。若芽にとって特別な日とか、特別な数字ってない?」

考えろと言われても――...

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