第160章 牧野家

権田真鳥は、相手がたぶん返信してこないだろうと思っていた。というのも、この作者はこれまで一度も読者コメントに返したことがない。それに、この作品を読んでいるだけでも、かなりの塩対応タイプだと伝わってくる。

およそ二分。

何の反応もない。

――やっぱりな。

そう思ってスマホを置こうとした瞬間、章コメントの数字が「1」から「2」に変わった。

返ってきた?

権田真鳥は指でタップし、眉根を寄せる。

光のない星

「ワタキミ様、実はどうしても言いたい本音があります。笑わないでください。僕は自閉症で、ほとんど毎日家にいて外に出ません。友だちもいないし、作り方も分からないし、そもそも必要だとも...

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