第187章 耀宿レストランを買収する

相手もまた、滅多に出会えない好敵手に巡り合ったのだろう。神野若芽に対して、どこか通じ合うものを感じている様子だった。

互いにフレンド登録を済ませる。

さっき相手と約束した。来週末、また続きの一局を打つ、と。

神野若芽が『天下』と対局している頃、寺内七造は分厚い書類の束を抱え、権田真鳥の部屋へ入った。デスクの向こうには、権田真鳥が座っている。

鷹のように鋭い目が、パソコンの画面を射抜いていた。

「旦那、会社の最新資料です」

寺内七造は書類を机に置き、ついでに好奇心で画面を覗き込む。

囲碁の盤面だった。黒と白がびっしりと入り乱れ、見ているだけで目が詰まりそうだ。寺内七造は思わず、ぞ...

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