第231章 日本女子バレーボール代表チーム

体育教師は、さっき合宿所に電話したときのやり取りを思い出していた。川市第一中学の助っ人として林田媛を呼びたかったのに、向こうは「林田媛は試合に出る」と言ったのだ。

――ということは。

林田媛が出る試合って、つまり今日のこれなのか?

神野若芽は林田媛だけじゃない。日本女子バレーの選手たちまで、丸ごと連れてきた?

ありえない。

けれど、ここまで人がいて、全員が見間違えるはずもない。

神野若帆たちは、そろって神野若芽のほうを見た。

掲げられた旗には「日本」の二文字。金文字が誇らしげに輝き、見た者の胸を勝手に熱くさせる。

その瞬間、彼らは思い出してしまった。さっきまで舞台裏で、神野若...

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