第24章 同一人物のことを言っているのか?

宇野月は「ふふっ」と笑みをこぼした。狙っていたのは、まさにこの反応だ。

もともと選抜クラスと自分のクラスでは差が大きい。そこへあの編入生まで入ってきたのだから、差はますます決定的になる。

しかも、宇野月のクラスには手のつけようのない優等生が何人もいる。学年一位、二位を当たり前のように取り、成績も生活態度も文句のつけようがない。

だから宇野月は、いつだって胸を張って歩けた。

須藤リリが羨んで妬んだところで、何になる。自分の受け持ちが冴えないのが悪いのだ。

「須藤先生、そんなふうに言わないでください。あの子たちは確かに優秀ですけど、須藤先生のクラスからだって『黒馬』が出るかもしれません...

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