第31章 全部満点?

宇野月はその成績を見て、眉をきゅっと寄せた。自分の想定とは、少しどころかだいぶズレている。

けれど、選抜クラスの結果を見た瞬間、胸の奥がすっと落ち着いた。

――選抜クラスのほうが、もっと悲惨だったからだ。

宇野月はこっそり須藤リリの顔色をうかがう。どんより沈んでいて、見ていて妙に面白い。

そう思うと、気分がだいぶ晴れた。

「宇野先生、早く1位が誰か見ましょうよ」隣の教師がせかす。

今回、点数はあまり伸びないだろう。宇野月もそう踏んでいた。

ゆっくりとマウスを動かし、画面をクリックする。

――その瞬間。

平均が90点を超えている成績が、目に飛び込んできた。

「……誰よ、これ...

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