第41章 ダイヤモンドのブレスレットがなくなった

「静、そのブレスレットすっごく可愛い。もしかしてS.W?」

神野若帆は目にした瞬間、ぱっと瞳を輝かせた。「わあ……めっちゃキラキラしてる」

「うん。これ、パパが誕生日にくれたの」

芳賀静は小さく唇を尖らせ、わざとらしく言う。声の端々に自慢が滲んでいた。

神野若帆はうなずきながら、心の中で決める。――自分の誕生日も、絶対パパに買ってもらおう。

視線はブレスレットに釘づけだった。正直、胸がきゅっとなるほど欲しい。

「安くないんだよ? でもパパ、私のこと大好きだから。なんでも買ってくれるの」

静は得意げに胸を張る。

「うんうん。芳賀おじさん、静のことほんと可愛がってるもんね」

若...

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