第98章 あり得ない!

「権田真鳥が誰か、分かって言ってるの? うちの『秘密の社長』よ。そんな人を、あなたみたいなお嬢ちゃんが気軽に呼び出せるわけないでしょ」

「それに、あなた自分を何様だと思ってるの? 権田様に会いたいなら、まず予約が筋よ。前に神野グループだって、うちの権田様と提携の話をしたいって電話してきたけど、面会は一週間前からの予約が必要だったんだから。結局、神野孝峰は権田様の顔すら拝めず、門前払いよ!」

神野若芽は言った。

「冗談じゃないです」

たったそれだけ。余計な言い訳も、飾りもない。

「……は?」

美人部長は口元をひくつかせ、笑っているようで笑っていない顔になる。

「お嬢ちゃん。今あな...

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