第二十一章 対峙と再会

次の週末、午前十一時頃。

都内の大型ショッピングモールは、週末の買い物客で溢れ返っていた。吹き抜けの中庭には上下数フロアの喧騒が混ざり合い、絶えることなく響いている。

雪音は雪人を連れて、モール内をぶらぶらと歩いていた。

もともと通りがかりのついでだった。雪人がスニーカーを買いに来て、雪音はそれに付き合いながら、新しくオープンした文具店を覗くつもりでいた。こんなふうに時間がゆるく解けるような日は、めったにない。ふたりはたいして話もせず、それぞれに気になるものを眺めながら、ゆっくりと歩いていた。

人波の中から、川里枝と朝霞の父が姿を現した。行く手を塞ぐように立っている。

雪音の足が止ま...

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