第108章 協力を話す

案の定、瀬川雫がストレートに切り込んだ。

「じゃあ、あなたがそうするってことは……この先、家の会社とはもう関わらなくなるってこと?」

「はい」

正井理人は実に素直に答える。

「でも兄貴がいれば、会社は大丈夫です」

瀬川雫はそれ以上なにも言わず、手元のコーヒーを一口だけ飲んだ。

その様子を見て、正井理人は彼女が照れているのだと思ったらしい。慌てて身を乗り出す。

「瀬川さん、お腹空いてません? 空いてるなら、何か頼みましょうか」

「だめ」

瀬川雫は首を横に振った。

「お食事は大丈夫です。あなたにご馳走していただくのも申し訳ないですし」

この子はそれを本気で気遣いだと受け取っ...

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