第125章 ひとつ方法ある

宮本良介視点

「宮本社長、瀬川香織というお嬢様が面会を希望されています」

フロントからの内線を受けた瞬間、俺は怒りで受話器を叩きつけそうになった。

一人追い払えば、また次が来る。俺に落ち着く暇を与える気はないってわけか。

「追い返せ」

抑えた声でそう言うと、向こうの受付は怯えたように声を震わせた。

「は、はい……宮本社長、どうかお怒りにならず。すぐにお引き取りいただきます」

カチャン、と通話が切れる。俺は苛立ちまぎれに首元のネクタイを引きちぎるように外し、ソファへ叩きつけた。

瀬川凪紗……全部、おまえが俺をここまで追い込んだんだ。

そこへ、内田静香が執務室のドアを開けて入っ...

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