第136章 婚約パーティー

瀬川凪紗視点

 瀬川香織が宮本良介と婚約する――その話を聞いても、私は別に驚かなかった。

 ただ、母は憤然として吐き捨てた。

「瀬川庭山の家って、ほんと面白いわよね。よりにもよって、あんなのに嫁がせるなんて。縁起でもないったら!」

 怒りで眉をつり上げる母を見て、私は慌てて宥める。

「お母さん、落ち着いて。結婚は自由だし……香織さんにとっては、宮本良介が本気の恋なのかもしれないよ」

「本気も何も、あれはお似合いよ。あの二人、縛って一緒にしとくのが一番!」

 言えば言うほど腹が立つらしく、母はスマホを掴んだ。

「今すぐお父さんに電話する。すぐ帰ってきてもらうわ」

 私は笑って...

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