第142章 尾行

その言葉を聞いて、ようやく胸のつかえが下りた。

宮本良介が瀬川庭山の一家と手を組んだことで、私たちの争いはついに表に出てきたのだ。

今生、あいつらがどんな手を使ってこようと――この勝負、絶対に負けない。

私は口を開く。

「じゃあ後でお母さんに言っておくね。お父さんが安全のこと心配して、私たち一人ひとりにボディガードを付けてくれたって。これでもう怖くないって」

「お前はほんと、気が利く子だな」

父は笑って、人差し指で私の額をちょんとつついた。

「よし、俺は中でお母さんに付き添ってくる。お前と倫司、退屈なら外を少し歩いてこい。病室に戻るのを急がなくていい」

――やっぱり。父が私と...

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