第152章 性格悪い

翌朝、会社に着いて真っ先に目に飛び込んできたのは――まさかの川島梨菜の姿だった。

「凪紗! どんだけ会ってないと思ってんの」

顔を見た瞬間、嬉しさが爆発して、私は思わず抱きついてそのまま跳ねそうになる。

「ちょ、ちょっと! 社員に見られるでしょ! 笑われるって!」

梨菜はそう言いながら私を押し返し、ぽいっと紙袋を投げてよこした。

「ほら。お土産」

受け取って開けると、上品な箱の中に、息をのむほど綺麗な腕時計が収まっていた。ひと目でわかる。今年出たばかりの世界的トップブランドの新作。

……これ、金があっても手に入らないやつだ。

「ちょっと、なんでこんな高いの買うの。会社でも売っ...

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