第161章 動画流出

笑いをこらえ、シャンパンを唇へ寄せてひと口だけ含む。

それからソファに戻り、会田康志が来るのを待った。

待ち時間ほどしんどいものはない。私も待つのが得意なタイプじゃない。立ち上がって少し歩こうかと思った、その瞬間――神崎倫司が長い腕を伸ばし、私をそのまま胸の中へ引き寄せた。

「どうした。待つのが嫌か?」

首筋にあたたかい息がかかって、くすぐったい。私は肩をすくめて笑う。

「うん。私、待つのがいちばん嫌い。焦れったくなるの」

「焦るな。俺がここにいる」

そう言うなり、神崎倫司は私の首元へそっとキスを落とした。

ぞくり、と背筋を甘く痺れが走る。

周りはしんと静まり返っていて、い...

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