第165章 一緒に謝ろう

「凪紗、いい加減にしなさい。どうして自分の姉さんと張り合うんだ。あの日のことは、香織が一時の気の迷いを起こしただけだ。帰ってから俺がきつく叱った。今日はおまえに謝りに来たんだ!」

瀬川庭山はそう言いながら瀬川香織の腕を引き寄せた。

「ほら、凪紗に謝れ。こんな小さなことで意地を張ってないで、さっさと誤解を解けば済む話だろ」

「早く謝れ!」

庭山がさらに香織の背中を押す。

香織は唇をもごもごさせるばかりで、結局ひと言も出てこない。その様子に、俺が仕方なく口を開いた。

「瀬川さん、香織さんは今日、記者会見の件で謝りに――」

言い終える前に、瀬川凪紗がすっと手を上げて遮った。

「宮本...

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