第171章 会社に出勤する

「へえ、ってことは瀬川家におめでたい話が来たってこと?」」

「本当なの?」

その一言で、石川雲も瀬川庭山もぱっと顔を輝かせた。

「香織、それ……本当なのか?」

瀬川庭山は身を乗り出し、弾んだ声で続ける。

「向こうとは具体的にどこまで話した? 式はいつ頃って言ってた?」

そう言いながら祖母へ視線を向けた。

「うちは親戚も多いし、規模もある。日取りが決まるなら、早めに段取りを組まないと」

「その通りだね」

祖母も満足そうに頷き、瀬川香織へ目を細めた。

「香織、宮本家はなんて言ってるんだい?」

何人もの視線が一斉に香織へ集まる。

瀬川香織の顔色がさっと悪くなった。

軽い口...

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