第198章 お見合いの手配

「原田さんの具合、どうですか?」

 私がそう尋ねると、川島大翔は笑みを引っ込めた。

「梨菜が会社に戻れるって聞いてから、親父の機嫌がだいぶ良くなってさ。気分が上向けば、身体もつられて楽になるもんだな。前よりずっといい」

「それなら安心ですね」

 私はうなずき、にこにこと続ける。

「原田さんが退院して会社に戻ってきたら、娘さんがちゃんとやってるのを見て、もっと喜びますよ」

「……言いそうだな、ほんと」

 大翔もつられて笑った。

 そこでふと、池田仁の顔が脳裏をよぎる。少し考えてから、私は探るように言った。

「大翔さんも、ずっとお一人ですよね。彼女を作ろうとか、思わないんですか...

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