第21章 私たちは友達です

 祖母の世代は、父と伯父の二人をもうけた。けれど祖母が可愛がってきたのは、明らかに伯父の家のほうだった。

 おまけに伯父の家には従弟がいるのに、父の子は私ひとり、しかも娘だ。だから祖母は日頃から、私や母のことが気に入らない。

 前世で、祖母が伯父一家の企みに加担していたかどうかはわからない。でも、母がこの何年も嫌な思いをさせられてきたのは、私がよく知っている。

 ――だけど、これからは違う。私がいる限り、二度と同じことはさせない。

 祖母が住んでいるのは、瀬川家の旧宅。小さな庭のある屋敷だ。

 ひっそりとして薄暗い中庭。緑の苔に覆われた石段の先に、朱色の木戸が立っている。表札には「...

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