第22章 買収

「なに言ってるのよ! 証拠隠滅だなんて……香織がそんなことするわけないでしょ!」

 伯母は怒りで全身を震わせ、母を指さした。

「美和、見なさいよ。あんたの娘、考えの全部を身内に向けてるじゃない」

「どこで拾ってきたかもわからないようなボロい写真を何枚か用意しただけで、でっち上げて陥れようとして。躾けないなら、私が代わりに躾けてあげるから!」

「凪紗、いったいどういうことなの……?」母は不安そうに私を見る。

「写真は本物です。伯母さんが信じられないなら、あのブランド店の責任者に電話させます」

 私は伯母へ視線を向けた。

「それから、私が証拠を手に入れられたのは――これ、全部私が買...

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