第146章

木島石夫は躊躇いもなく、わずか十数分で知っていることの全てを吐き出した。

木島若凪が長年にわたって会社の財務を横領していたこと、そして高額なリベートを要求していたことまで、すべてだ。

木島石夫は手書きの裏帳簿まで所持しており、そこには周防グループの誰がいつキックバックを受け取り、どの口座に振り込まれたかが詳細に記録されていた。

話を聞き終える頃には、傍らにいた加賀冬馬も舌を巻いていた。

周防グループの一介のマネージャーに過ぎない人間が、車両のメンテナンス業務だけで年間一千万以上ものリベートを得ていたのだ。

周防浅奈が以前、木島若凪に与えていた数々の宝石や貴金属のことを思い出し、加賀...

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