第150章

病室に戻ると、三上木作の額には玉のような冷や汗が浮かんでいた。

「周防さん、近藤さんの容体が思わしくありません。特効薬の申請をしてきますが、副作用が強すぎて……」

ベッドに横たわる近藤永一の顔は、血の気を失い、まるで蝋人形のように蒼白だった。周防浅奈は手早く彼の状態を確認すると、静かに首を横に振った。

「私が鍼を打ちます。特効薬はまだ待ってください。それより、この状態で手術をした場合、成功率はどれくらいですか?」

近藤永一が手術を拒み続けてきたのは、彼女のためだったと知っている。だが、もうそんなことを言っていられる状況ではない。

「それは……」

三上木作は唇を噛み締めた。

「不...

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