第151章

「手術にも鍼治療にもリスクはあるわ。でも関係ない、絶対に手術を受けて!」

周防浅奈は強引に彼の手を握りしめた。

「あなたは私のものよ。私の言うことを聞きなさい!」

普段であれば、周防浅奈にこれほど強く求められれば、近藤永一はこの上ない幸福を感じていただろう。

だが今の彼は冷静だった。誰かが周防浅奈に危害を加えようとしている、あるいは自分を標的にし、彼女を巻き込もうとしているのだと理解していたからだ。

近藤永一は真剣な眼差しを向けた。

「奈々、遠藤正志を入れてくれ。いい子だ」

「嫌よ。仕事もダメ、退院も許さない。手術を受けないなら、私も会社なんてどうなったっていい!」

周防浅奈...

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