第158章

御坂寧音の別荘を出た頃には、すでに空が白み始めていた。

ボムとスキニーは、そこに周防浅奈がいることさえ忘れたかのように、一心不乱にキーボードを叩き続けている。大広間には、パチパチという打鍵音だけが響いていた。

無理もない。周防浅奈が「犯人を最初に見つけた方に、さらに二千万を追加する」と宣言したのだから。

その執念には、御坂寧音さえも口を挟む余地がなく、ただ黙々とモニターに向かうしかなかった。

そこへ、車を飛ばして駆けつけた近藤有季が姿を見せた。周防浅奈の顔を見るなり、彼女は不満げに眉を寄せる。

「周防様、今の状況をご理解されていますか? お一人で勝手に出歩かないでください」

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